最先端の伝統美容 健康美容鍼灸(Holistic Health Beauty Shinkyu)
今、美容を目的として鍼灸を利用する人が急増しています。 更に最近では『美容鍼灸』という言葉も使われるようになりました。 美容を目的とした鍼灸が、『美容鍼灸』という一つのジャンルとして確立されつつあるということです。 しかし、一般に鍼灸治療や、美容鍼灸については知られていないことも多く、様々な疑問や誤解を持っているようです。そのため、『美容鍼灸』という新しいジャンルが、日本において健全に普及していくためには、美容に対する鍼灸の効果や利点が広く認知され、その『本質』が正しく理解されることが必要となります。 そして、美容鍼灸の基盤となる伝統医学の考え方や鍼灸の特性についても、広く認知されることが望まれます。 |
健康美容鍼灸(Holistic Health Beauty Shinkyu)の目的
中医美容には『保健美容』と『医療美容』という目的に応じた2つの分野があります。
両者とも中医学の理論と方法を用いていますが、『保険美容』は、健康の維持増進を図ることによって、肌のトラブルや老化を防止し、容姿の維持を目的としており、『医療美容』は、『損容性疾患』を治療することで、容姿を改善するすることを目的としています。
『美容鍼灸』はこの両者を目的として行うことになります。
■保健美容
健康美容鍼灸(Holistic Health Beauty Shinkyu)の目的の一つは、局所および全身の健康状態の維持・増進を図ることによって、老化を緩和し、若さと自然の美しさを維持・増進することです。
そのため、中医美容や美容鍼灸では、形態的な容姿の改善だけではなく、心身の『養生』を行うことも含まれています。
※『養生』とは健康状態を維持することによって、各種の疾患を予防し、長寿を実現すること。
■医療美容
健康美容鍼灸(Holistic Health Beauty Shinkyu)のもう一つの目的は、容姿を改善することを前提として『損容性疾患』および『損形性疾患』という疾患を治療することです。
『損容性疾患』と『損形性疾患』は中医美容学において使用される用語であり、西洋医学の用語ではありません。
『損容性疾患』とは、目・鼻・口・耳などを含む顔面部や、人目につきやすい手足などに発症し、身体の生理機能に重篤な影響を与えることが無い一方で、人の容姿に悪影響を与える疾患の総称です。
これには、にきび・しみ・そばかす・脱毛・酒さ鼻・傷跡・若白髪・眼瞼下垂・口眼歪斜・口臭・腋臭・手足の冷えなどがあります。
『損形性疾患』とは、肥満症に代表されるような人体の形態美を損なう疾患の総称です。
健康美容鍼灸(Holistic Health Beauty Shinkyu)の効果
顔面部への刺鍼によって局所に起こる皮膚の修復作用が、美容に対して好ましい効果をもたらすことが指摘されています。 皮膚の上に鍼を刺すと、表皮や皮下組織にごく微細な『傷』ができます。 そして、生体の『自己治癒力』によって、刺鍼部位にはその傷を修復する反応が起こるため、『しわ』、『しみ』、『くま』、『たるみ』、『肌トラブル』などの美容効果が得られると考えられています。 |